ねずみのフンの大きさで見分ける

ドブねずみの糞の大きさ:10mm-15mm

ドブねずみは3種類のねずみの中でも一番大きいため糞も大きめで、ずんぐりした形をしています。1cm前後の糞であればドブねずみの可能性があります。


クマねずみの糞の大きさ:6mm-10mm

体がやや小ぶりなため、1cm弱の糞の大きさであればクマねずみの可能性があります。1cmかそれ以上の大きさであればドブねずみ、それより小さければクマねずみと判断できると思います。


ハツカねずみの糞の大きさ:4mm-7mm

ハツカねずみは体が小さいため糞の大きさも小さめです。1cmに満たない大きさの糞があればハツカねずみの可能性です。

【注意】
ねずみの糞と似ているのが、コウモリで、コウモリの糞も1cm程のため大きさだけで見分けがつかないことがあります。
ドブねずみ、クマねずみ、ハツカねずみも哺乳類で、なんでも食べるため少し弾力があります。
コウモリは昆虫しか食べないので、潰すとパサパサと乾燥していて崩れやすいのが特徴です。


ねずみのフンの形で見分ける

ドブねずみの糞の形

・やや丸みをおびている
・ふっくら太めという感じ

クマねずみの糞の形

・細長い
・形に統一感がなく不揃い

ハツカねずみの糞の形

・端が尖っている
・お米粒に似ている

ねずみのフンの色で見分ける

ドブねずみ
・こげ茶 灰色

クマねずみ
・茶色 灰色

ハツカねずみ
・茶色

個体差もありますので、色で見分けるのは難しいかもしれませんが、
色が濃い > 薄い色
ドブねずみ > クマねずみ > ハツカねずみ
という順番になります。

ねずみのフンの場所で見分ける

ドブねずみは水辺が好みで泳ぐのも得意です。
そのため、

・水気の多い場所
・水回りの排水管
・低い場所
・基礎の隙間

など、比較的低い場所でジメジメしたところに糞があった場合はドブねずみの可能性が高いです。

クマねずみは体が小さい割に尻尾が長いため、バランス感覚に優れ細い柱を歩いたり、登ることも上手です。また、乾燥した場所を好みます。
そのため、

・高い場所
・乾燥した場所の屋根裏
・2階の窓

など、比較的高い場所で乾いたところに糞があった場合はクマねずみの可能性があります。
また、移動しながら糞をする傾向があるため、歩く道筋に点々と落ちていることが多いです。

ハツカねずみは体が小さいため1~2cmの隙間があれば侵入できます。
都市部よりも自然豊かな環境に多く、人が住むエリアや家の中よりも農家の納屋や物置・小屋など狭い場所を好みます。
そのため、

・小屋、物置
・屋根裏
・人があまり立ち入らない部屋や物がたくさん置いてある場所

などに糞があればハツカねずみの可能性があります。

ねずみのフンの病気

ねずみの糞にはあらゆる病原菌が付着しています。
手で触らなくとも、乾燥した糞のチリやほこりを吸い込んだだけでも感染する場合がありますので、お子さんなど抵抗力の弱い方は安易に近づかないようにしてください。

・サルモネラ感染症(食中毒)

最も多いのがサルモネラ菌です。
ねずみの体や、糞に多く含まれているサルモネラ菌が食べ物や食器、床などに付着し、それを口にすることで感染。少量の菌でも食中毒を発生し、乾燥に強い菌です。

・腸チフス、パラチフス

潜伏期間が1~3週間と長く、高熱、頭痛、全身の倦怠感、胸や背中、腹の淡いピンク色の発疹などの症状が現れます。重症化すると、腸からの出血や、腸に穴が開いたりすることがあります。

・ハンタウイルス肺症候群

日本では感染の報告は今のところありませんが致死率が高く、アメリカ大陸では毎年、死亡者が出ています。北米ではシカマウス、南米ではコトンラットやコメねずみにかまれたり、糞に触れたり、糞を含んだほこりを吸い込んだりすることによって感染します。

・レプトスピラ症

病原性レプトスピラはドブねずみなどの腎臓に菌があり、尿に排出される。
人間は、ねずみの尿で汚染された水や土からの皮膚や口から感染。1970年代までは年間50名以上の死亡例が報告。近年では患者数(死亡者数)は著しく減少したが、現在でも散発的な発生が各地にあります。

・ペスト

元々齧歯類(特にクマねずみ)に流行した病気で、人間に先立ってねずみなどの間に流行が見られることが多い。日本では1926年を最後に患者は報告されていません。それでも、海外ではいまだ感染例があります。

・腎症候性出血熱

ねずみの唾液や尿を感染源としてハンタウィルスの感染による出血性腎疾患。ねずみの排泄物を通して人体へ感染する。

・E型肝炎

ウイルスに汚染した食品から感染するウイルス性肝炎の一種。
井戸水や加熱していない豚肉やレバーから感染する他、ねずみがウイルスを媒介することもあります。

ねずみのフンを見つけたら

ねずみの糞は想像以上に菌が付着しており、乾燥してもなお菌を保有している可能性があるため下記の注意を守ってください。

・糞を素手で触らない
・近づく際にマスクをつける
・アルコールで消毒する
・掃除機を使わない
(掃除機の送風口から菌が埃となって排出されて部屋の中に飛散します)